こんな画期的なお弁当作り、今まであった?
フライパンで3品同時に作れる魔法のレシピ!
朝8分ほったらかし弁当
企画書を最初に見たとき、フライパンにクッキングシートで包んだ材料を入れ、
「強火で8分蒸す」だけで、おかずが何品も同時に完成するという斬新な発想にびっくりしました。
著者の川崎先生は、義理のご両親と三人の息子さんとご主人、
なんと8人家族の食事を賄っていました。
フードスタイリストの仕事もあるので、
少しでも食事作りをラクにしたいが、おいしさは妥協したくないとの思いから、この「包み蒸し」を発明。
この調理法のヒントは、テレビで観た「温泉の地獄蒸し」だったそうです。
肉も野菜も魚のおかずも同時に出来て、しかもふんわりしっとり仕上がります。
片づけは、クッキングシートを捨てて、フライパンを軽く洗えば終了!
最初は、クッキングシートで材料を包むのが手間かなと思っていました。
でも実際にバットの上でやってみると、材料がこぼれたりすることもなく、
油も使わないし、調味料も少ない。トータルの加熱時間もかなり短くて済む。
何なら、アウトドアや災害時など水や火力が足りない時にも便利です。
「包み蒸しって、めちゃくちゃヘルシーで合理的だな〜」と感動しました。
写真はフォトスタイリストでもある著者にすべて撮影いただきましたが、
カバーは一目でどんな調理法か伝わるよう、何度も撮影し直して決定。
また、大ざっぱでも大丈夫ということを表現するため、手書き風のラフなロゴにしました。
発売2週間後にコロナ禍の緊急事態宣言で書店が長期休業、Amazonは3週間の在庫切れと不運が続いたものの、
大阪の「おはよう朝日です!」でご紹介いただいたことをきっかけにブレイクし、重版4刷まで伸びました。
画期的なアイディアをしっかり落とし込めれば、出版実績のない著者でも結果が出せると実感した1冊でした。